アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度ー発病度曲線(DRC)診断法の策定とその利用

タイトル アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度ー発病度曲線(DRC)診断法の策定とその利用
担当機関 東北農業試験場
研究期間 2000~2001
研究担当者 佐藤 剛
宍戸良洋
村上弘治
對馬誠也(農環研)
発行年度 2000
要約 農家圃場において土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌菌密度と発病との関係を病原菌密度ー発病度曲線(DRC)として診断することにより、栽培時の病原菌密度から発病度を簡易に推定可能で、各種防除技術の効果も予測できる。
背景・ねらい 根こぶ病の発病は、土壌条件、作物および病原菌(菌系)の病原力に影響される。対象圃場の病原菌量だけを定量しても発病程度の予測や各種防除技術の効率的活用が困難である。しかし、対象圃場の土壌における病原菌密度と発病程度との関係を示す曲線(Dose Response Curve,DRC)を作成して診断すれば、病原菌密度の低減と発病度の軽減効果との関係が把握できると考えられる。そこで、温室内で簡便にできるDRC診断法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. DRC診断法には、対象圃場から作付け前に採取した土壌、根こぶ病菌(根こぶ病罹病根)、栽培予定の植物を供試する。5㎜の篩を通した土壌(水分含量30%程度に調整)に4×101~107個/mlの休眠胞子懸濁液(土壌1㎏あたり25ml)を良く攪拌しながら噴霧接種し、0~106個/gの根こぶ病汚染土壌を調製し、ポット(4号鉢、直径115㎜、高さ110㎜)に詰める。供試植物を1ポットあたり13粒ずつ播種し、接種濃度ごとに別々のバット(33×33㎝)に入れ、温室内において25℃の保温マット上で栽培する(5反復)。底面潅水、液肥により栽培管理し、播種約35日後に発病調査して発病度を算出し、DRCを求める。
     
  2. 対象圃場のDRCが求められると、病原菌密度から、実際に圃場で作物を栽培した際の発病程度を推定できる(図1)。
      
  3. おとり植物など各種防除技術の病原菌密度低減効果が分かれば圃場ごとに発病軽減効果を予測できる(図2)。この知見により防除技術の効率的な利用を支援できる(図3)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 異なる土壌や植物における発病の違いを簡易に検定でき、各種防除技術の統一的な評価も可能である。
  2. 圃場の病原菌密度を測定する必要がある。
  3. DRC診断する際には圃場の傾斜等の地形要因や栽培法の影響も考慮する必要がある。
図表1 231685-1.jpg
図表2 231685-2.jpg
図表3 231685-3.jpg
カテゴリ 病害虫 あぶらな 栽培技術 播種 防除

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