| タイトル |
簡易な脱臭施設による鶏糞発酵堆肥化施設から発生する悪臭の低減技術 |
| 担当機関 |
福島県養鶏試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
猪狩 勉
有賀正人
|
| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
鶏糞の強制発酵堆肥化施設の撹拌装置稼働時に発生する高濃度のアンモニアは、水の噴霧を行う簡易な脱臭施設(コンクリート槽+噴霧装置)で、1/3以下に低減ができる。
|
| 背景・ねらい |
宅地化の進行等農家と住宅の混在化にともない、畜産経営に起因する苦情発生件数が増加し、また悪臭防止法等の環境保全に係る規制が年々強化されており、畜産サイドでの環境問題への対応が急務となっている。そこで、鶏糞の強制発酵堆肥化施設で発生する臭気ガスを低減するために、水を噴霧して脱臭を行う簡易な脱臭装置を作成した。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 脱臭装置の概要 図-1 写真-1 写真-2
(1)ブロックを積み上げモルタル塗装した幅3.6m×奥行き1.8m×高さ0.9m(容積約5m3)の槽で、内部を2槽に仕切り脱臭槽とした。 (2)脱臭槽の下部に毎分平均13.6m3の送風能力を持つブロワーを設置し、鶏糞強制発酵処理施設から塩ビパイプを通して臭気を吸引した。 (3)脱臭槽上部に動力噴霧機からのホースを廻し、70㎝間隔で細霧ノズルを取り付け、1.3㍑/分の水量を噴霧した。 - 脱臭方法
(1)鶏糞強制発酵処理施設内の撹拌装置を稼働させ、撹拌終了時から脱臭装置に臭気を吸引し、細霧ノズルから水を噴霧し脱臭を行った。 (2)臭気の測定はアンモニア濃度について測定を行い、発酵処理施設内の臭気を原臭気、脱臭槽からの排気を脱臭後臭気とした。 - 脱臭効果 図-2
(1)発酵堆肥化施設内のアンモニア濃度は、測定開始時には670ppmであったが、脱臭処理により200ppmに低下した。 (2)原臭気は測定開始の堆肥撹拌直後が最も高濃度で、20分後には急激に濃度が低下し、その後は緩やかに低下した。 (3)脱臭後臭気は測定開始時の200ppmから経時的に減少し140分後には100ppmとなった。
|
| 成果の活用面・留意点 |
- 鶏糞の強制発酵堆肥化施設等から発生する高濃度臭気ガスに対して、他の脱臭資材を組み合わせた場合の一時脱臭処理として利用できる。
- 排水処理が必要であるが、強制発酵堆肥化施設の水分調整に利用可能。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| 図表4 |
 |
| カテゴリ |
経営管理
鶏
|