交信撹乱剤利用によるキャベツ殺虫剤散布回数の削減

タイトル 交信撹乱剤利用によるキャベツ殺虫剤散布回数の削減
担当機関 岩手県農業研究センター
研究期間 1998~2002
研究担当者 桐山直盛
大友令史
発行年度 2002
要約 キャベツ栽培において交信撹乱剤(アルミゲルア・ダイアモルア剤)を利用することで殺虫剤散布回数の削減が可能である。
キーワード キャベツ、交信撹乱剤、殺虫剤散布回数の削減
背景・ねらい キャベツ生産における害虫の防除は化学合成農薬の利用が主流となっているが、薬剤効果低下等の問題が生じているほか、安全・安心で環境に配慮した農作物生産の観点からも、化学合成農薬に依存しない防除法が求められている。
そこで、コナガの発生密度を抑制する交信撹乱剤(アルミゲルア・ダイアモルア剤、以下交信撹乱剤とのみ記載)を利用した防除法を検討する。
成果の内容・特徴 交信撹乱剤の利用により殺虫剤散布回数の削減が可能である。岩手県西根町における事例(作型:6月中旬定植・9月上旬収穫、圃場面積3ha)では、コナガの発生が抑制され、慣行防除とほぼ同等の被害率で殺虫剤散布回数が約3割削減できた(表1、図2)。
成果の活用面・留意点 1.
交信撹乱剤の設置は10a当り100本とし、そのほぼ8割程度を圃場内に均等に、残りの2割程度を圃場周縁に設置する。設置は圃場にコナガが飛来し、産卵を開始する前に行う。効果持続期間は設置時期等により異なるが、3~4カ月程度である(図1)。
2.
圃場をよく観察し、被害が予想される場合には化学合成農薬による防除を実施する。
3.
殺虫剤散布回数がどれだけ削減できるかは、害虫の発生状況により異なる。
4.
交信撹乱剤を利用した場合の経費を慣行防除と比較した場合、殺虫剤散布回数が慣行防除に対し4回以上削減できなければ経費は増加する(表2)。
図表1 231947-1.gif
図表2 231947-2.gif
図表3 231947-3.gif
図表4 231947-4.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 キャベツ 栽培技術 農薬 防除 薬剤

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