代かき同時打ち込み点播機に適した過酸化カルシウム製剤コーティング種子の風乾程度

タイトル 代かき同時打ち込み点播機に適した過酸化カルシウム製剤コーティング種子の風乾程度
担当機関 岩手農研セ
研究期間 2003~2005
研究担当者 藤井智克
大里達朗
小田中温美
高橋政夫
発行年度 2005
要約 代かき同時打ち込み点播機に適した、乾籾比2倍重の過酸化カルシウム製剤コーティング種子の風乾程度は、重量割合で風乾終了時97%程度まで、播種時94%程度までである。適度な風乾程度では、打込目盛7までであれば実用上問題となる剥離は少ない。
キーワード 湛水直播、代かき同時打ち込み点播機、過酸化カルシウム製剤コーティング種子
背景・ねらい 水稲湛水直播では、苗立ちの安定、催芽種子の保護および播種深度の確保等を目的に過酸化カルシウム製剤コーティング種子が用いられている。しかし、代かき同時打ち込み点播機を用いる場合、コーティング種子の風乾程度によってはコーティングした過酸化カルシウム製剤が剥離し、その結果、剥離した製剤が播種機構部へ詰まることが問題となっている。
そこで、代かき同時打ち込み点播機での播種作業において、過酸化カルシウム製剤の剥離を最小にするためのコーティング種子の風乾程度を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 乾籾比2倍重の過酸化カルシウム製剤コーティング種子の風乾は、重量割合で風乾終了時97%程度まで、播種時94%程度までにすることにより、播種機通過後の製剤の剥離を少なくすることができる(図1、表1)。この状態は、白化したコーティング種子が全体に散見される程度である。
  2. 剥離程度0~1/4未満の種子では、高い苗立率を確保することができる(表1)。
  3. 適度な風乾程度でも、打ち込みディスクの回転速度を上げると剥離割合は高まるが、打込目盛7までであれば、実用上問題となる剥離は少ない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 風乾を適度に行うことで、過酸化カルシウム製剤の剥離が少なくなり、播種機構部での詰まりを防ぐことができる。
  2. コーティングは、高精度自動コーティングマシンを用い、乾籾比2倍重である。
  3. コーティング種子の風乾は、およそ2cmの厚さに広げて2~12時間風乾し、その後、アミ袋に入れて屋内の直射日光のあたらないところで7日間保管したものである。
  4. 風乾後、重量割合が97%程度に達する時間は、温度や湿度等によって異なる。
図表1 232397-1.gif
図表2 232397-2.gif
図表3 232397-3.gif
カテゴリ 水稲 播種

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