水田雑草クサネム種子の乾熱処理による休眠覚醒法

タイトル 水田雑草クサネム種子の乾熱処理による休眠覚醒法
担当機関 福島農試
研究期間 2000~2005
研究担当者 新田靖晃
花見厚
松本靖
発行年度 2005
要約 クサネムの種子の乾熱70度Cの1日処理は、短時間で高い発芽率が得られる簡易な休眠覚醒法である。
キーワード イネ、雑草、クサネム、発芽、乾熱処理
背景・ねらい クサネムの発生は休眠が深く著しく不斉一(長期間、発芽率が低い)である。そのため、これまで生態調査や薬効試験をおこなう際は、種子の傷付処理や濃硫酸浸漬処理で休眠覚醒をおこなっていたが、さらに簡易で高い発芽率が得られる休眠覚醒法として、水稲種子で用いられている乾熱処理法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 4月1日に播種した発芽試験の結果、クサネムは4月下旬に発芽が開始するが、発芽揃いが8月下旬と長期にわたり、水稲の生育初中期に休眠が深いことが認められる (図1)。
  2. 乾熱60度C処理区の2、3日間処理の発芽率は約70%で、濃硫酸50分浸漬処理(約70%)と同等の発芽率である(図2)。
  3. 乾熱70度C処理区の発芽率は、1日~3日間処理とも80%以上で、濃硫酸50分浸漬処理より高い(図3)。
  4. クサネムの種子を70度Cで1日乾熱処理すると、80%以上の発芽率が得られ、効率的に休眠覚醒ができる。
成果の活用面・留意点
  1. 薬品(劇物)が不要で、簡易で多数の種子の処理が可能なクサネム種子の休眠覚醒方法として活用できる。なお、活用先として、薬効試験の試験個体確保や土中埋没種子の発芽調査などが上げられる。
図表1 232426-1.gif
図表2 232426-2.gif
図表3 232426-3.gif
カテゴリ 病害虫 雑草 水田 水稲 播種

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