| タイトル |
キクの早期発根可能な挿し穂生産技術 |
| 担当機関 |
宮城農園研 |
| 研究期間 |
2001~2004 |
| 研究担当者 |
佐々木厚
山村真弓
相澤正樹
菅野秀忠
三品和敏
大泉眞由美
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| 発行年度 |
2005 |
| 要約 |
キクの早期発根可能な挿し穂生産技術は、2度Cの穂冷蔵と20度C・7日間の発根促進処理からなる。この処理では、挿し穂の腐敗が発生しない。早期発根可能な挿し穂を用いると、直挿し後4日程度で、発根率が100%、最長根長が10mm以上となり活着する。
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| キーワード |
キク、早期発根、穂冷蔵、発根促進処理、腐敗、直挿し、活着
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| 背景・ねらい |
キクの直挿し栽培法は、大規模生産者を中心に普及しているが、直挿しから活着するまで通常10~14日間を要し、この間きめ細やかな管理が必要で、施設の回転効率が劣ることなどから早期発根可能な挿し穂が望まれている。そこで、輪ギクとスプレーギクについて、直挿し後4日程度で活着し、腐敗が発生しない早期発根可能な挿し穂生産技術を開発する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 開発したキクの早期発根可能な挿し穂生産技術とは、挿し穂を発根直前の状態にする処理技術であり、穂冷蔵と発根促進処理からなる。具体的な手順は以下のとおり。
- 採穂・挿し穂の調製・セルトレイ収納
採穂し、挿し穂を長さ6cm、完全展開葉数4枚程度に調整する(表1)。受け箱にのせた105穴セルトレイに挿し穂の生長点を上向きに10本/セルの密度で収納する。 - 穂冷蔵
挿し穂は冷蔵庫などで2度C、暗黒条件下で慣行どおり保存する。期間の目安は、秋ギク型輪ギクでは1~2週間、夏秋ギク型輪ギクと秋ギク型スプレーギクでは3週間とする。夏秋ギク型スプレーギクでは穂冷蔵は省略してもよい(表4)。 - 発根促進処理
受け箱にのせたセルトレイごとIBA液剤40ppm溶液に挿し穂全体を10秒間浸漬した後、数分間放置する。さらに、セルトレイごと市販のラップで包装し、挿し穂付近で20度C・7日間(表2),白色蛍光灯により生長点付近が300lx以上、24時間照明となる条件(表3)で、保存する。
- この処理では、穂の腐敗が発生しない。また、早期発根可能な挿し穂を用いると、直挿し後4日程度で、発根率が100%、最長根長が10mm以上となり活着する。このため、通常の直挿しよりも6~10日程度活着が早まる(表4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 発根促進処理は、既存の恒温庫の利用や自作の装置で実施が可能である。
- 発根促進処理では、IBA処理後は完全に風乾させる必要がない。
- 早期発根可能な挿し穂は、ラップに包んだまま搬送し、直挿しする。もし、挿し穂がしおれている場合にはラップをはずし、セルトレイごと水揚げしてから直挿しする。なお、直挿し後の管理方法は慣行どおりである。
- 採穂用親株は、病害虫防除を十分に行っておく。
- 早期発根可能な挿し穂の活着後の生育と切り花品質は、慣行直挿しの場合と同等以上である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| カテゴリ |
病害虫
きく
病害虫防除
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