タイトル | 放牧牛をつなぎ飼い牛舎に収容すると尿中コルチゾールレベルは高まる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2003~2005 |
研究担当者 |
菅野勉(畜草研) 成田大展 東山由美 梨木守 |
発行年度 | 2006 |
要約 | ウシにおいて、非侵襲的に採取できる尿のコルチゾールレベルは、その血液中レベルの代替として利用できる。放牧牛をつなぎ飼い牛舎に収容すると、尿中コルチゾールレベルはその直後から上昇し、約1週間にわたり高レベルを維持したのち牛舎収容前レベルに戻るが、再び放牧してもそのレベルはほとんど変化しない。 |
キーワード | 尿中コルチゾール、放牧、舎飼、ストレス、家畜生理、ウシ |
背景・ねらい | 放牧は、ウシ本来の行動様式に基づく飼養であるためウシに対するストレスが舎飼飼養に比べて少ないと言われている。しかし放牧や舎飼といった飼養環境とストレスの関係を生理学的に検討した報告は少ない。ストレス反応の指標としては、ストレスホルモンであるコルチゾールの血液中レベルを用いることが多いが、放牧牛ではヒトとの関係が希薄になるため採血そのものが容易ではない。そこで、非侵襲的に採取できる尿に着目し、コルチゾールの尿中レベルが血液中レベルの代替として利用可能か検討する。また、放牧からつなぎ飼いを経て再び放牧という飼養環境の移行にともなう尿中コルチゾールレベルの推移を、ストレス負荷が大きいと思われる牛舎での繋留経験のないウシを用い、行動の指標とともに調べる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
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