タイトル | 気温上昇による春の早まりを大きく上回るコナガ誘殺の早期化が起きている |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
高篠賢二 岡田益己 高篠賢二 榊原充隆 本多健一郎 野田隆志 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 盛岡市のほぼ同一箇所で1986年から2007年までの期間に蓄積されたコナガの性フェロモントラップ誘殺データから抽出した「連続3日あるいは5日以上誘殺期間初日」等の指標値には、気温上昇による春の早まりを大きく上回る早期化傾向が認められる。 |
キーワード | コナガ、フェロモントラップ、温暖化、アブラナ科 |
背景・ねらい | アブラナ科作物の重要害虫コナガは北東北などの積雪期間が60日を超える地域や12~2月の各月平均気温の積算値が0℃を下まわる地域では自然条件下で越冬できないとされている。基本的にこれらの地域では毎年越冬可能な地域から春季に飛来してくる個体群により発生すると考えられている。岩手県盛岡市はこれまで越冬不可能な地域とされてきたが、地球温暖化によって冬期の気温が上昇し越冬可能地帯に変化が生じれば、発生様相が激変し、発生予察データの解析や防除体系に影響する可能性がある。 そこで、東北農業研究センター(盛岡市)内のほぼ同じ場所で1986年から2007年までの22年の期間に蓄積されたコナガの水盤式性フェロモントラップの日毎誘殺データから、まとまった捕獲量を示す指標値を作成し、これらの値から春季のコナガ誘殺状況の傾向を明らかにして、この期間の気温変化と比較する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな 害虫 性フェロモン フェロモン 防除 |