| タイトル | キャベツに適用できる殺菌剤の黒すす病防除効果 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業技術研究機構 野菜茶業研究所 |
| 研究期間 | 2001~2002 |
| 研究担当者 |
窪田昌春 我孫子和雄 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | イプロジオン、トルクロホスメチル、プロシミドン、マンゼブ・メタラキシル混合剤はキャベツの黒すす病防除効果が高い。 |
| キーワード | キャベツセル成型苗、黒すす病、殺菌剤、防除 |
| 背景・ねらい | 急速に普及しているキャベツのセル成型育苗では黒すす病による被害が大きく、早急な対策が必要であるが、現在、本病に適用される農薬の登録はない。本研究では新規登録の際の参考とするために、キャベツの他の糸状菌病害にすでに適用登録されている16種類の殺菌剤(表1)の黒すす病防除効果を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. TPN、ノニルフェノールスルホン酸銅、ホセチル、マンゼブ、マンゼブ・メタラキシル混合、オキサジキシル・TPN混合剤をキャベツに適用できる濃度で含む素寒天上で、黒すす病菌の分生子を24℃で培養した場合、その発芽が完全に抑えられ、イプロジオン、銅、オキサジキシル・銅混合剤でもある程度抑えられる(図1A)。 2. ホセチルとイプロジオンを含むPSA上で黒すす病菌の菌叢片を24℃で7日間培養した場合、菌叢生育がほぼ完全に抑えられる。一方、チオファネートメチルとメタラキシルは生育抑制効果がなく、また、他の殺菌剤はある程度の抑制効果が認められる(図1B)。 3. 黒すす病菌の分生子懸濁液を噴霧接種する1日前に殺菌剤を散布して接種の9日後に子葉に現れた病徴の型から以下の式によって防除価を算出した結果、イプロジオン、トルクロホスメチル、マンゼブ・メタラキシル混合剤の病徴抑制効果が高く、ついでプロシミドン、マンゼブ、オキサジキシル・TPN混合剤の効果が高いことが示される(図2A)。 発病指数=(点+斑×2+枯×3+死×4)÷全株数 防除価={1-(各薬剤の発病指数)÷(無散布の発病指数)}×100 病徴の型 点:子葉に微小点を形成した株数 斑:子葉に病斑を形成した株数 枯:子葉が枯れた株数死:枯死した株数 4. 黒すす病菌の分生子懸濁液を噴霧接種した2日後に殺菌剤を散布して接種の9日後に子葉に現れた病徴から防除価を算出した結果、プロシミドンの病徴進展抑制の効果が高く、ついでイプロジオン、トルクロホスメチル、マンゼブ・メタラキシル混合剤の効果も比較的高いことが示される(図2B)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 培地上における黒すす病菌の生育抑制と苗における本病の防除効果との間には相関性が認められない。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 育苗 キャベツ 農薬 防除 薬剤 |
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