| タイトル |
ブロッコリーの機械移植用苗生産のための育苗用培地と容器 |
| 担当機関 |
福島県農業試験場 |
| 研究期間 |
1988~1990 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1990 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- プラグポット(発泡スチロール製)、プラグトレイ(プラスチック製)、ペーパーポット、
連結ポット等の育苗容器を用い苗の生育状況を調査した。その結果、1セル当たりの培地量が 多いほど(8ミリリットルよりは40ミリリットル/cell)苗の生育は良く、管理もしやすかった。 培地量が少ない容器を用いた場合は、根針ができて針土のくずれがなくなってから定植すれば、 十分利用できる。
- プラグポット用の培地を検討したところ、慣行の床土とピートモスをそれぞれ50%程度混合した
培地を用いると、ブロッコリー(品種:緑嶺)の根のまわりは早く、生育は良く、ポットからの 針土のくずれが少なく、移植作業がし易かった。ピートモスを50%程度混合すると、 含水比は大きくなり、全吸収量・最大保水力は、やや少なくなった。 (表1) - グローイングトレーNo51(55ミリリットル/cell)、スチロプラグポット(30ミリリットル/cell)、
マメトラ45mm(50ミリリットル/cell)、モールポット(40ミリリットル/cell)、 36連結ポット(40ミリリットル/cell)等を用いて育苗し、移植機(マメトラTP-3)で移植した ところ、マメトラ45mmの容器は苗押し出し板で苗をとり出しやすいようにできているので、 苗供給カップへの苗配りがスムーズにでき、作業性がよかった。他の容器でも移植作業は 問題なく、欠株率は1%以内で、容器による差は無かった。 機械植と手植の、生育・収量差はほとんど無かった。 (表2、 表3)
- 以上より、機械移植用の苗として慣行の連結ポットを用いても、またプラグポット等の
成形セル苗を用いても移植作業上あるいはブロッコリーの生育・収量に顕著な差はなかった。
機械移植用に開発したマメトラの育苗容器は苗押し出し板とセットで使用することにより 苗供給が他の容器よりは早くできた。移植の速度は苗供給速度に左右された。
- 技術・情報の適用効果
移植適期は、培地に根がまわり、針土がくずれず容易に抜き取れる時となる。移植が適期に 遅れないようにすれば培地量が少ないプラグポットや連結ポットでも移植作業は スムーズに実施できる。
- 適用の範囲
県内全域
- 普及指導上の留意点
ピートモス等の乾きやすい資材を培地に用いた場合は、液肥(EC 0.5~1.0ms/cm)を 葉上より適量かん水し、過乾燥を避ける。 根は、容器のcell内におさまり、cell外に出ないよう注意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
育苗
乾燥
栽培技術
品種
ブロッコリー
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