| タイトル |
ペーパータオルを用いた麦類の簡易発芽試験法 |
| 担当機関 |
宮城県農業センター農産部 |
| 研究期間 |
1989~1989 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1991 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
麦類の採種圃産種子の発芽試験は収穫してから国の検査をうけるまでの短期間に多量 の点数が行われるが、従来の方法では、所定濃度の過酸化水素液に常温で20時間浸漬し 休暇を覚醒した後、シャーレに置床し直すという二重の手間と多数の容器を要するもの であった。 これに対し、当技術は、ペーパータオルを発芽床として用い、その間に種子を挟んで 巻き、休眠覚醒のため過酸化水素水で湿らせながら発芽させることによって、休眠覚醒 と発芽を同時に行う事ができるものである。 - 具体的発芽試験法 -
- 置床方法:
ペーパータオルを2枚重ね、過酸化水素水で湿らせ、タオルの半分に種子を並べる。 次に、ペーパータオルの半分を折りまげて種子を覆い端から円筒上に巻き、大きめの シャーレに横に並べ、飽和状態になるまで過酸化水素水で湿らせ、蓋をし、定温機に入れ 、20度Cに加温し発芽させる。
- 過酸化水素水の量:
ペーパータオルが飽和状態になる量とし、シャーレに過酸化水素水がたまらないよう にする。
- 過酸化水素水の濃度:
大麦は、休眠の深い7月中旬では10%、その後7月下旬では5~10%、8月上旬では3~5%、 8月中旬では1~3%が適当である。また、小麦は休眠期間が短く浅いので7月中旬から 8月中旬までを通して1~3%が適当である。 表1 大麦の発芽歩合 表2 小麦の発芽歩合 図1 麦類種子の置床と発芽方法
- 技術・情報の適用効果
当技術は、平成2年度宮城県「普及に移す技術」の参考資料として発表済みであり、 平成3年度より麦種子の発芽試験法として利用されている。
- 適用の範囲
宮城県下一円に適応され、種子審査を行う農業改良普及所等で主に利用される。
- 普及指導上の留意点
過酸化水素水が処理容器の底にたまると、過湿の影響で発芽が抑制されるので 多すぎないように注意する。また、発芽試験を行う定温機はカビの発生を防ぐため、 70%アルコール等で消毒し、清潔にすることが大切である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
大麦
小麦
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