| タイトル |
アスパラガス12〜3月どり+夏秋どり作型の開発と適品種の選定 |
| 担当機関 |
福島県農業試験場 |
| 研究期間 |
1989~1990 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1991 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
アスパラガスの収穫期拡大を目的として、12~3月どり+夏秋どりの2期どり作型に ついて検討し、同時に適品種を選定した。
- 作型の概略(図1)
- 12月~3月どり
11月下旬、茎葉刈り取り直後にハウス被覆し、萌芽した若茎を収穫した。 (被覆方法:2重ハウス+小トンネル+保温マット、全面透明マルチ)
- 夏秋どり
7月下旬、繁茂している茎葉を直立誘引し、その後萌芽した若茎を収穫した。 (茎枯病対策のためハウスの屋根ビニールを残し雨よけ栽培とした。)
- 12~3月どり+夏秋どり作型の評価
収穫は昭和63年夏秋どりから開始し、平成2年12月~3年3月どりまでの3期間実施した。 12~3月どりと夏秋どりの規格内収量の合計は、標準品種のメリーワシントン500Wで、 57.3(kg/a)→107.7(kg/a)→163.8(kg/a)と推移し、既存の作型と比較して明らかに 増収した(図2)。特に、12~3月どりは3収穫期間の 平均規格内収量が70.7(kg/a)と増収した。この要因としては、(1)茎葉の繁茂期間が 4~10月の7か月間と従来の作型に比べて延長したこと、(2)夏秋どりの実施により 茎葉が過繁茂とならずムレの発生を防止したこと、(3)雨よけ栽培により病害、特に 茎枯病の発生を抑制したことにより、茎葉を長期間、緑色の状態で維持したことが あげられる。
- 12月~3月どり+夏秋どり作型における適品種
標準品種のメリーワシントン500W以下9品種を供試し、多収かつ若茎の形質が良好な 品種を検討した結果、ナイヤガラゴールド、プロシード、ハイデルを本作型に適した 品種として選定した(図2)。
- 技術・情報の適用効果
本作型の導入により、アスパラガスの収穫期が拡大し、さらに茎葉のムレや病害、 特に茎枯病の発生を抑制し、安定多収がはかられる。
- 適用の範囲
南東北阿武隈平坦地域
- 普及指導上の留意点
12月~3月どりではトンネル内最低気温5度C以上を確保するため、日中高温管理とし、 早めにトンネルを被覆する。 収穫期間は灌水を実施し、萌芽を促進する(用水を確保し灌水装置を設置する)。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| カテゴリ |
アスパラガス
品種
|