| タイトル |
二黄卵系統利用による高栄養卵生産鶏の開発 |
| 担当機関 |
青森県畜産試験場五戸支場 |
| 研究期間 |
1988~1990 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1991 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 青森県畜産試験場五戸支場は1979年から白色レグホーン(以下白レグという)の一系
統で20週齢から33週齢の二黄卵発生数を高める選抜をしてきた。その結果、二黄卵 発生率が25.06%の二黄卵多発系統(以下二黄卵系という)を造成した(表1)。
- 二黄卵系の交雑種は白色卵、褐色卵及び青色卵鶏とも、産卵性に顕著な
ヘテロシス効果が発現し、実用水準の産卵成績を示した(表3)。更に、20週齢から33週齢に8%~15%の二黄卵 を発生した(表2)。通常の白レグは2.76%の 二黄卵発生率であった(表2)。
- 二黄卵は単黄卵に比べて卵黄の相対的比率が大幅に高く高栄養卵といえる
特性を示した(表4)。
- 青森県は二黄卵系交雑種を県産高栄養卵として普及していくこととした。
- 青森県産高栄養卵鶏の特徴
- 交配様式
- 白色卵鶏:二黄卵系(父) x 白レグ(母)
- 褐色卵鶏:二黄卵系(父) x ロードアイランドレッド(以下、ロードという、母)
- 緑色卵鶏:青色卵殻ロード(父) x 二黄卵系(母)
- 形態的特性
- 白色卵鶏:白色羽装、単冠、成体重約1.9kg
- 褐色卵鶏:くすんだ白色羽装に茶褐色の刺毛、単冠、成体重2.2kg
- 緑色卵鶏:くすんだ白色羽装に茶褐色の刺毛、三枚冠、成体重2.1kg
- 産卵特性(三鶏種に共通)
- 初産日齢150日前後
- 151日齢~450日齢生存鶏産卵率80~83%
- 卵重62~63g
- 20週齢~33週齢二黄卵発生率8~15%
- 卵質特性
- 白色卵鶏 卵殻色白
- 褐色卵鶏 卵殻色薄い褐色
- 緑色卵鶏 卵殻色薄い黄緑
なお、二黄卵は単黄卵の約1.4倍の卵重、約2倍の卵黄重、約1.2倍の卵白重 及び卵殻重をもつ(三鶏種に共通)。
- 技術・情報の適用効果
- 収益性が高い差別化商品として生産農家の経営安定に寄与できる。
- 消費者に与えるインパクトが大きいため、鶏卵の新需要を開拓できる。
- 珍しい鶏としての観光利用等により地場産業の育成に有効である。
- 適用の範囲
国内特殊卵生産農家
- 普及指導上の留意点
次のような脱肛防止の注意をする。
- 体躯を大きく育てる。
- 性成熟を早めない。
- 産卵時鶏を驚かさない。
- デビークなど尻つつきを防ぐ処置を施す。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
経営管理
鶏
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