| タイトル |
りんごジュース粕の長期貯蔵技術 |
| 担当機関 |
青森県畜産試験場草地飼料部 |
| 研究期間 |
1989~1990 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1991 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
りんごジュース粕をサイレージに調製する場合に適当な添加物の種類、添加量 及びサイロ型式を明らかにした。
- 添加物の種類及び添加量
りんごジュース粕にイナワラ、大豆粕、ルーサンペレット等を原物に対して 10~15%を添加することにより、いずれの添加物でもサイレージ中の総酸、乳酸 含量が増加し、発酵品質は向上するが、添加物の種類別に見るとルーサンペレット 又は大豆粕の改善効果が大きく、イナワラでは小さい。
- サイレージの飼料成分
ルーサンペレットや大豆粕の添加は、サイレージ中の粗蛋白質含量を高め栄養 バランスを改善するうえで効果的であるが、大豆粕の単独添加では粗繊維含量が 低下しすぎるので、これを補うために大豆粕10%にイナワラ5%の混合添加が適当である。
- サイロ型式
サイロ型式はバッグサイロ、コンパネサイロ、トレンチサイロ等いずれのサイロでも 調製可能であるが、長期貯蔵の場合は機密性の高いトレンチサイロが適しており、 バッグサイロでは表層全体にカビが発生した。 表1.添加量、添加物の種類と りんごジュース粕サイレージの発酵品質 表2.添加量、添加物の種類と りんごジュース粕サイレージの飼料成分 表3.サイロ型式別りんご ジュース粕サイレージの発酵品質
- 技術・情報の適用効果
冬期間に生産されたりんごジュース粕を夏期間まで貯蔵できるため、家畜への 通年給与が可能となり、低コストな地域飼料資源の有効活用が図られる。
- 適用の範囲
りんごジュース粕の入手が可能な地帯
- 普及指導上の留意点
- りんごジュース粕は搾汁直後の新鮮なものを使用する。
- 添加物として大豆粕を加えた場合は粗繊維含量が減少するので、給与に
あたっては粗繊維の充足率を確認する必要がある。
- サイレージ調製及び取り出し作業は重労働なので、バケット付フロントローダ
などの機械力で対応できるサイロが望ましい。
- りんごジュース粕サイレージの原物当たりの栄養価は、TDN14.5%、DCP0.2%、
ルーサンペレットや大豆粕を添加した場合では、TDN17~22%、DCP1.2~5.7%と 試算される。
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| カテゴリ |
大豆粕
長期保存・貯蔵
低コスト
りんご
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