タイトル | スペルミジン合成酵素遺伝子導入セイヨウナシは重金属ストレスが軽減される |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2005~2009 |
研究担当者 |
森口卓哉 伴 雄介 井上博道 松田成美 |
発行年度 | 2009 |
要約 | スペルミジン合成酵素遺伝子を導入したセイヨウナシでは、重金属(カドミウム、鉛、亜鉛)ストレス下での成長抑制が改善される。また、スペルミジン含有量と抗酸化酵素活性とは正の相関があり、逆に膜の障害程度とは負の相関関係がある。 |
キーワード | スペルミジン、セイヨウナシ、遺伝子組換え体、重金属耐性 |
背景・ねらい | 工業化の拡大や生活レベルの向上により、環境破壊や、二酸化炭素の排出にともなう温暖化が進行している。永年作物である果樹は、長期にわたり植栽地の環境の影響を受け続けるため、重金属集積や環境条件の悪化は、持続的な果樹生産の大きな妨げとなる。そのため、このような不良環境条件下においても果樹栽培が可能となる環境ストレス耐性を有した果樹の作出に期待が寄せられている。これまでに、スペルミジン合成酵素遺伝子を導入したセイヨウナシ組換え体(#32)の塩、浸透圧耐性について報告したが(平成18年度中課題代表成果)、さらに、セイヨウナシ組換え体(#32)の重金属ストレスに関する知見を得るため、カドミウム、鉛、亜鉛、およびそれらの3種類の重金属を混在したものを含む培地に植え付けて、シュートの伸長と新鮮重の増加量からストレス耐性を評価する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 台木 |