タイトル | 常緑性のウンシュウミカンと落葉性のカラタチでは花成遺伝子の発現時期が異なる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2003~2008 |
研究担当者 |
遠藤朋子 西川芙美恵 島田武彦 藤井 浩 清水徳朗 大村三男 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 花芽形成の季節周期が大きく異なる常緑性のウンシュウミカンと、落葉性のカラタチでは、花成遺伝子の発現は、それぞれの花成誘導時期に対応して異なる季節変動を示す。 |
キーワード | カンキツ類、花芽形成、遺伝子発現、常緑性、落葉性 |
背景・ねらい | カンキツ類では、主要な食用果実を産するカンキツ属やキンカン属が常緑性であるのに対し、近縁のカラタチ属は落葉性を示す。ウンシュウミカンなど常緑性のカンキツでは、主に秋冬季の低温によって花成が誘導され、その後徐々に花器官が形成されるが、カラタチでは、他の落葉果樹と同様、夏に花成が誘導された後に続けて花器官が形成され、生じた花芽が冬季の休眠を経て翌春の開花に至る(図1)。 本研究では、近縁種間で花芽形成の季節周期が異なるウンシュウミカンとカラタチを用いて、それらの花芽形成に関連する遺伝子発現の変動を比較し、常緑性および落葉性カンキツ類の季節的な花芽形成制御機構を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 温州みかん 季節変動 きんかん その他のかんきつ |