タイトル | パンデミック(H1N1)2009ウイルスと既存豚インフルエンザウイルスの迅速鑑別法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2005~2009 |
研究担当者 |
廣本靖明 内田裕子 竹前喜洋 林 豪士 津田知幸 西藤岳彦 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 新しく構築したリアルタイムPCRは豚から分離される可能性があるパンデミック(H1N1)2009、古典的豚H1、欧州鳥型豚H1、人型H1およびH3、鳥型H9亜型のインフルエンザウイルスHA遺伝子を各々迅速に判別できる。 |
キーワード | 新型インフルエンザ、豚インフルエンザ、リアルタイムPCR、迅速診断 |
背景・ねらい | 人におけるパンデミック(H1N1)2009(H1N1pdm)の流行の拡大によって、人から豚などの家畜に同ウイルスの感染が広がりつつある。現在豚からはH1N1pdmウイルスの他にも、従来から豚で循環している古典的豚H1、欧州鳥型豚H1、人型H1、H3および鳥型H9亜型ウイルスが分離される可能性が考えられる。豚から分離されたインフルエンザウイルスがH1N1pdmウイルスであるか、従来型の豚インフルエンザウイルスであるかを識別することは、H1N1pdmの豚から人への再感染を防止するなどの防疫対応上重要である。公衆衛生分野で用いられているH1N1pdmウイルスを検出するリアルタイムPCRは、H1N1pdmウイルスとヒト季節性インフルエンザのソ連型(H1亜型)との識別を目的としているため、赤血球凝集素(HA)遺伝子が同じ系統に属するH1N1pdmとH1亜型古典的豚インフルエンザウイルスとの識別が不可能である。本研究の目的は豚から分離されたA型インフルエンザウイルスのHA遺伝子が、H1N1pdmウイルス由来か、その他の従来型の豚インフルエンザウイルスに由来するものなのかを迅速に判別できるリアルタイムPCRを構築することである。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 豚 |