タイトル | ウエストナイルウイルスを媒介しうる蚊は我が国に広く分布する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
白藤浩明 金平克史 西口明子 神尾次彦 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 全国規模で実施したサーベイランスによると、我が国にはウエストナイルウイルス(WNV)が分布していないと考えられる一方で、WNVを媒介しうる種の蚊が国内に広く分布する。よって、今後もWNVの侵入に対する警戒が必要である。 |
キーワード | ウエストナイルウイルス、蚊媒介性感染症、野鳥、サーベイランス |
背景・ねらい | ウエストナイルウイルス(West Nile virus:WNV)は、自然界において蚊と野鳥との間で維持されているが、蚊を介してヒトおよびウマ等の動物に感染することで熱性疾患や脳炎を引き起こす。近年では北米においてWNVの大規模な流行が発生し、公衆衛生および動物衛生の両方に対して深刻な被害を及ぼしている。これまでのところ、我が国ではWNVが検出された例は無いが、流行地からの渡り鳥や輸入鳥類等を介したWNVの侵入が懸念されている。そこで、WNVの全国サーベイランスにおいて2004~2006年度に家畜飼養施設周辺で採取された蚊、ならびに家畜保健衛生所等へ搬入された死亡野鳥について、WNV遺伝子の検査を実施し、国内におけるWNVの分布の有無を調べる。また、WNVを媒介しうる種の蚊について、その分布状況を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 馬 |