タイトル | 沖縄県伊江島のため池群と地下水の水質実態と改善対策 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2008~2010 |
研究担当者 |
久保田富次郎 吉永育生 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 伊江島の栄養塩濃度が高い複数のため池ではMicrocystis等の増殖による水質悪化がみられる。富栄養化ため池の多くは畜産または生活系排水の適正処理により改善が期待できる。また、農業・畜産系窒素発生負荷のうち22%が地下水中に溶脱している。 |
キーワード | ため池、富栄養化、地下水、全有機炭素、硝酸態窒素、非点源汚染 |
背景・ねらい | 南西諸島の中で、島尻マージが分布する地域では、降雨量の季節的偏在や透水性が高い気象・地質条件のため水資源に乏しく干ばつが生じやすい。そのため、良質な農業用水の確保が重要な課題である。沖縄本島北部の伊江島では、地表流出水を貯えるため池群が農業用水源である。また、今後は建設中の地下ダムにより不足する用水を補う計画である。従って、農業の持続的発展のためには、ため池と地下水の水質保全が喫緊の課題である。そこで、本研究では、このような特徴を持つ伊江島の水資源管理に資するため、ため池・地下水の水質実態を明らかにし、良質な水資源確保への課題を示す。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
カテゴリ | 肥料 さとうきび たばこ 肉牛 |