タイトル | コナガの天敵である寄生蜂コナガサムライコマユバチが寄主探索で利用する植物揮発性成分 |
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担当機関 | (独)農業環境技術研究所 |
研究期間 | |
研究担当者 |
釘宮聡一 田端 純 下田武志 高林純示 |
発行年度 | 2010 |
要約 | コナガの幼虫に寄生するコナガサムライコマユバチの雌は、コナガ幼虫が食害している最中のコマツナをその他のコマツナから識別することができます。食害を受けた時にだけ植物から多く放出される揮発性成分を解明し、寄生蜂がその成分を感知してコナガの存在する植物を発見していることを明らかにしました。 |
背景・ねらい | コナガ Plutella xylostella はアブラナ科作物の重要害虫です。農薬に対する抵抗性を発達させやすい本種を適切に管理する上で、寄生蜂等の天敵の活用が期待されています。近年、寄生蜂は寄主害虫が食害したときに植物が放出する揮発性成分を手掛かりにして寄主を探索していることが明らかになってきました(図1)。天敵誘引剤による天敵個体数評価や害虫防除技術の開発に向け、コナガサムライコマユバチ Cotesia vestalis がどのような植物由来の揮発性成分を寄主探索に利用しているのかを調べました。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 本研究の一部は、文部科学省科学研究費補助金若手研究 (B)プロジェクト研究「揮発性物質を介したアブラナ科植物-植食者-捕食者間相互作用の導出機構の分子基盤」による成果です。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
図表5 | |
図表6 | |
図表7 | |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな 害虫 こまつな 抵抗性 農薬 防除 |