タイトル | トマトのリコペンの最適抽出溶媒の選定とこれを用いた簡易迅速定量法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 |
研究期間 | 2007~2009 |
研究担当者 |
伊藤秀和 堀江秀樹 |
発行年度 | 2010 |
要約 | ジエチルエーテル:メタノール=7:3(v/v)はトマトに含まれるリコペンを最も高い効率で抽出できる有機溶媒である。本溶媒による抽出液の505nmの吸光度と既知の吸収係数からリコペンが迅速に定量できる。 |
キーワード | トマト、リコペン、簡易迅速定量法、抽出溶媒、吸収係数 |
背景・ねらい | 桃色系や赤色系トマトに含まれるリコペンは抗酸化能がβ-カロテンよりも2倍、ビタミンEよりも100倍以上高いと言われ、機能性成分として注目されているだけでなく、熟度評価にも利用されている。 トマトに含まれるリコペンを定量する際に用いる抽出溶媒としては、これまでに様々な有機溶媒の使用が報告されているが、溶媒によっては抽出効率が異なるなどの事例が認められる。一方、リコペンの測定法に関しては、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が汎用されているが、操作が煩雑な上に、測定に長時間を要することから簡易かつ迅速な測定法の開発が求められている。その点、トマトの色素組成は比較的単純なことから、抽出液の吸光度を用いて簡易迅速に定量出来る可能性が高い。そこで、抽出効率が高い有機溶媒を選定するとともに、分光光度計を用いる簡易迅速定量法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 機能性成分 トマト 品種 |