| タイトル | 通気を利用したアサリの高密度飼育 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2006~2010 |
| 研究担当者 |
崎山一孝 山崎英樹 |
| 発行年度 | 2011 |
| 要約 | アサリを高密度で飼育する技術を開発するために、飼育容器(砂敷き、被せ網あり)内への通気がアサリ稚貝の成長と生残に及ぼす影響を調査した。飼育容器内に通気を行うと、アサリ稚貝を高密度で飼育することが可能であり、通気を行わない飼育に比べて成長が優れていることが明らかとなった。 |
| 背景・ねらい | 人為環境下でアサリ稚貝を大量に生産するためには、高密度かつ高生残率で飼育する技術が必要である。そこで、食害による稚貝の死亡を防止するためにコンテナ容器を用いた飼育手法の開発に取り組み、容器内の環境悪化をするために通気を行い、高密度飼育の可能性を明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 | 飼育容器(90×70×20cm、砂敷き)にネット(目合3mm)で蓋をし、その中に平均殻長5.6mmの稚貝を10,000個/㎡、20,000個/㎡、40,000個/㎡および60,000個/㎡の密度で収容した。容器内にはエアストーンを設置し通気を行った(図1)。また、対照区として通気を行わない容器(稚貝密度:10,000個/㎡)を設けた。試験期間中に容器とネットの洗浄は行わなかった(写真1)。飼育開始48日後にこれらの区のアサリ稚貝を回収し、成長、生残および総重量を測定した。 試験区と対照区の稚貝の生残率は94~100%であり、通気の有無と稚貝の収容密度の影響は認められなかった。一方、通気を行わなかった対照区の試験終了時の平均殻長は7.2mm、生産量は1.0kg/㎡であったのに対し、通気を行った区の平均殻長は12.1mm、生産量は3.7kg/㎡となり、通気を行うことにより成長が促進され生産量が向上した。稚貝の収容密度と試験終了時の平均殻長との関係では、密度が高いほど成長が遅れる傾向が認められたが、最も密度が高かった区(60,000個/㎡)の平均殻長は無通気区(10,000個/㎡)よりも大きく、生産量は6.7kg/㎡に達した(表1)。そこで、この方法を利用して稚貝のサイズごとの生産密度と生産量を調査したところ、アサリの単位面積当たりの個数と重量は、10mmサイズでは56,000個/㎡と7.3kg/㎡、20mmサイズでは9,800個/㎡と10.5kg/㎡、30mmサイズでは3,000個/㎡と14.5kg/㎡となった。本研究で開発したコンテナ通気飼育は、アサリの生産量を向上させるための飼育方法として有効であることが明らかとなった。 |
| 成果の活用面・留意点 |
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| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=3361&YEAR=2011 |
| カテゴリ | 飼育技術 |
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