| タイトル | 国内3地点にて採集したタネガシマアマノリの生長に対する高水温の影響 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 西海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2009~2011 |
| 研究担当者 |
玉城泉也 藤吉英次 小林正裕 尾島信彦 柿沼 誠 |
| 発行年度 | 2011 |
| 要約 | 西日本各地に生育するタネガシマアマノリについて、15℃、20℃、25℃及び30℃の4水温区で国内3産地由来の株を培養し、30℃区で生育適水温に差異がみられることを明らかにした。 |
| 背景・ねらい | 地球温暖化の進行が予想される中、海水温の上昇による海洋環境等への深刻な影響が懸念されている。ノリ養殖業においても高水温の影響で漁期開始が1ヶ月近く遅れるなど、温暖化の進行に伴う今後の影響が懸念されている。このため、DNAマーカー等のゲノム情報を活用して短期間で効率的に高水温耐性等の優良な形質を評価し、選抜や交雑等によりこれらの影響を回避できる養殖品種を開発することで養殖業への影響を最小限に止めることが必要である。 そこで本課題では養殖対象種の高水温耐性に関与する遺伝子群を単離・同定することで高水温耐性DNAマーカーを開発し、将来の育種に活用することを企図して研究開発を進めてきた。アマノリにおいては、南方系アマノリ類野生種等を用いて高水温耐性の特性評価試験を行うとともに、高水温耐性に関連するDNAマーカー等の開発のための基礎的知見を収集することを目的とする。 |
| 成果の内容・特徴 | 主に九州から南西諸島に至る西日本各地に生育し、高水温耐性を有することが期待されるタネガシマアマノリについて、15℃、20℃、25℃及び30℃の4水温区で国内3産地(島根、長崎、鹿児島)由来の各株を84日間培養し、生長性等を比較した。その結果、島根県及び長崎県の株は30℃区では1mm未満でほとんど生長しなかったのに対して鹿児島県の株は20mmまで生長し、昨年度供試したツクシアマノリと同様に30℃区で生育適水温に差異がみられることを明らかにした。 |
| 成果の活用面・留意点 | 同一種でも生息地により生長に適した水温が異なることから、南方に生育する株でより高水温耐性を有する可能性が高いことが示唆された。今後、高水温耐性に関与するDNAマーカーを探索する上で、極めて有用な知見であると考えられる。本成果に基づいてDNAマーカーを単離・同定することで、高水温耐性を有する新規の養殖品種の開発に向けて研究が進展すると考えられる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=3271&YEAR=2011 |
| カテゴリ | 育種 DNAマーカー 品種 |
| 閉鎖循環式連続培養によるシオミズツボワムシ(S型)の培養 |
| タイラギ人工受精技術の開発 |
| アクアレオウイルス感染症の診断法の開発と疫学調査 |