| タイトル |
神奈川県におけるマダイの遺伝的多様性 |
| 担当機関 |
神奈川県水産技術センター |
| 研究期間 |
2007~2011 |
| 研究担当者 |
櫻井 繁
一色竜也
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| 発行年度 |
2012 |
| 要約 |
マダイ人工種苗の遺伝的多様性を解析したところ、生産ロットごとでは低いが、複数のロットを併せて生産・放流することで、天然成魚に近いレベルまで高まることが分かった。神奈川県におけるマダイの遺伝的多様性は確保されていると推測された。
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| 背景・ねらい |
マダイの種苗生産・放流は、資源の増大を図る目的で1978年から開始され、現在まで毎年100万尾の人工種苗を放流してきた。しかし、近年、生物多様性の観点から人工種苗の大量放流による天然資源への遺伝的影響が問題視され始めているため、本県海域に放流される人工種苗と天然成魚の遺伝的多様性を比較し、天然資源への影響を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 天然成魚を遺伝解析したところ、平均アリル数(Pma1・3・5)・平均へテロ接合体率(Pma1・3・5)は、2007年が23.67・0.832、2008年が21.33・0.811、2009年が22.33・0.778となった。一方、人工種苗は、2007~2010年の各ロット別の平均アリル数は2007年(種苗A:14.67、種苗B:12.67、以下A、Bと表示)、2008年(A:14.67、B:18.00)、2009年(A:16.33、B:21.00)、2010年(A:16.33、B:20.67)となり、天然成魚と比べると一部のロットに低下が見られた。また、ヘテロ接合体率は0.740~0.830と一部のロットに低下が見られた(表1)。
- 谷口(2007)の研究報告(日本水産学会誌)によると、複数のロットを併せて解析することで天然成魚のアリルに近いレベルまで上昇することが報告されている。そこで、人工種苗を放流年ごとに纏めて解析を実施したところ、平均アリル数は2008年20.67、2009年25.33、2010年26.33となり、天然成魚とほぼ同一の値になった(表1)。
- 本県のマダイ栽培漁業は30年間にわたり年間100万尾の人工種苗を放流してきたが、マダイ天然資源の遺伝的多様性は確保されていると推測された。
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| 成果の活用面・留意点 |
人工種苗の遺伝的特性を把握することで、遺伝的多様性を高める種苗生産方法を開発し、天然資源に対する遺伝的影響がでない種苗放流が可能となる。
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| 図表1 |
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| 研究内容 |
http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4195&YEAR=2012
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| カテゴリ |
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