| タイトル | LAMP法を活用したカキ類の種判別技術開発 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 西海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2011~2012 |
| 研究担当者 |
松山幸彦 永江 彬 橋本和正 鈴木健吾 栗原健夫 |
| 発行年度 | 2012 |
| 要約 | 形態学的な判別が困難なカキ類の調査研究体制を向上させるため、迅速、簡便、廉価な判定法であるLAMP法(Loop mediated isothermal amplification)の適用を検討した。開発されたプライマは種特異的であり、閉殻筋の一部をボイルした上澄で、1時間以内に種判別が可能となった。 |
| 背景・ねらい | 「クマモトオイスター」(図1上段)は主に米国で生産されているカキのブランドで、戦後すぐに米国の生産者が八代海奥部の鏡地区からアメリカ東岸へ養殖用天然種苗として輸出されたものから、小粒で甘みが強いカキを選抜・系統化したものである。現在このクマモトオイスターは、遺伝学的精査により、マガキとは別種であるシカメCrassostrea sikameaとして認識されている。しかしシカメとマガキの形質はほぼ一緒で、両者を区別することは困難であるため混在した状態で取り扱われており、調査研究のみならず、販売戦略上の障害となっている。現在の煩雑で時間のかかる遺伝子判別技術をより簡便かつ迅速に行うことで、研究者レベルのみならず、漁業者などでも両者の種判別できるよう、技術の高度化を試みた。 |
| 成果の内容・特徴 | シカメを認識するプライマを複数設計し、シカメとマガキの閉殻筋から抽出したDNAで前者のみに種特異的な増幅反応がごく短時間(40分程度)で生じることを確認した(図2)。また幼生から親貝まですべてのステージで判定が可能で、極めて感度の高い手法であることも明らかとなった。なお、この手法は試薬類と抽出DNAを混合し60~65度で加温すると白濁し、目視での判定が可能であるため、特殊な機材を必要とせず、関連試薬を購入するだけで実施できる。 |
| 成果の活用面・留意点 | シカメを誰でも簡便に判別できることから、各種調査の強力なツールとなると期待される。また浮遊幼生への反応性も確認されたことから、二枚貝稚貝のリクルート機構の解明にも資すると期待され、技術移転により、各種調査の効率化を図ることが可能である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4271&YEAR=2012 |
| カテゴリ | シカ 輸出 |
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