タイトル | 下水処理水の農業利用による流域から排出される汚濁負荷の削減シナリオ |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
白谷栄作 濵田康治 人見忠良 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 汚水処理水の農業用水への利用は、流域から排出される汚濁負荷を削減する効果が大きい。分布型流域モデルによる評価では、処理水の流域での滞留に伴う排水量の減少による効果と、非灌漑期の水田への処理水の灌漑による汚濁負荷の削減効果が大きいことがわかる。 |
キーワード | 窒素、リン、有機物、生活排水、灌漑、分布型モデル |
背景・ねらい | 下水道が整備されている場合には、家庭や工場・事業場からの排水は管水路を通じて下水処理施へ集められ処理された後、河川や海へ放流される。現在、その量は全国で約83百万人規模であり、その1人あたりの排水量を0.3m3d–1と考えても、年間約92億m3の排水量となる。農業用水として年間使用される灌漑水量の約546億m3に対して約17%に匹敵する。 流域の水環境保全と健全な水循環の構築、及び農業用水が不足しやすい下流域や島嶼部で新たな農業用水の確保のためには、生活排水を農業用水として利用し水の再資源化を図ることが、有効な手段となる可能性がある。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2011/420a0_10_02.html |
カテゴリ | 水田 |