タイトル | エンドファイト感染イタリアンライグラスはカメムシ目害虫数種に殺虫効果を有する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2010~2011 |
研究担当者 |
松倉啓一郎 柴 卓也 佐々木亨 松村正哉 |
発行年度 | 2012 |
要約 | エンドファイトの一種Neotyphodium uncinatumが感染したイタリアンライグラスは、ヒメトビウンカ、セジロウンカ、フタテンチビヨコバイに対して殺虫効果を示す。しかし、ツマグロヨコバイに対する殺虫効果はみられない。 |
キーワード | N-formylloline、ウンカ、ヨコバイ、耕種的防除、飼料作物 |
背景・ねらい | イタリアンライグラスは九州での栽培面積が約40,000haに及ぶ主要飼料作物である。イタリアンライグラスに被害を引き起こす害虫は少ないものの、水稲やトウモロコシを加害するカメムシ目(半翅目)害虫の一部がイタリアンライグラス上で越冬・増殖しており、本草種がこれら害虫の発生源のひとつとなっている。 メドウフェスク由来のエンドファイトの一種Neotyphodium uncinatumを人為的に接種したイタリアンライグラス品種「びしゃもん」は、植物体内にロリンアルカロイドの一種N-formyllolineを蓄積し、これがカメムシ類に対する殺虫効果を示す。そこで、イタリアンライグラスを吸汁することが確認されているカメムシ目害虫4種に対するN-formyllolineおよび「びしゃもん」の殺虫効果を調査し、エンドファイト感染イタリアンライグラスの有効性を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2012/210d0_02_11.html |
カテゴリ | 病害虫 イタリアンライグラス 害虫 カメムシ 飼料作物 水稲 とうもろこし ヒメトビウンカ 品種 防除 |