| タイトル | マアナゴ選別器の開発 |
|---|---|
| 担当機関 | 三重県水産研究所 |
| 研究期間 | 2011~2013 |
| 研究担当者 |
丸山拓也 |
| 発行年度 | 2013 |
| 要約 | 小型マアナゴの保護による成長乱獲の抑制およびその選別作業の省力化のため、魚槽設置型の選別器を開発した。漁業者による試用試験では、選別器のマアナゴに対する選択性能は徒手での選別と同等との評価を得た。 |
| 背景・ねらい | アナゴ筒では水抜き穴の内径によって、底びき網では袋網の目合いによって所定の大きさ以下のマアナゴを逃避させられることが報告されている。伊勢湾では25cm以下のマアナゴの水揚げ制限が取組まれているが、マアナゴの活魚出荷を主目的とする三重県の底びき網では、漁具の特性上、小型個体の混入は避けられない。また、小型個体の選別・再放流は夜間操業中に徒手で行われるために漁労上の負担が大きい他、選別時のマアナゴの活力低下や漁業者間での選択性のばらつきも課題となっている。そこで本研究では、簡易な魚槽設置型の選別器を考案、制作し、その性能を評価した。 |
| 成果の内容・特徴 | ・選別器は底面が縦目の格子で構成され、周囲を網で囲ったアンドン型とした(図1)。選別器は、その下部を魚槽の水中に下し、上部を魚槽の開口部に固定して使用する。マアナゴを選別器に投入すると体の細い個体は底面の格子を自ら透過し、所定の太さ以上の個体のみが選別器内に滞留する(図2)。 ・様々な部材で格子を試作し、工作精度、マアナゴの反応、使い勝手などを比較した結果、直径5mm前後のステンレス鋼製丸棒で構成された物が適当と判断された。 ・1620個体のマアナゴを用いた試験の結果、格子の間隙幅に応じた全長選択性が示された(図3)。なお、マアナゴの半数は体幅の54%の間隙を透過可能であった。 ・実用上、全長25cm以下のマアナゴの選別にあたっては縦目格子の間隙幅を7.5mmとすることが妥当と判断された(図3,図4)。 ・選別は平均的な曳網時間内(約1時間)に完了する。 |
| 成果の活用面・留意点 | ・選別器の設置にあたって漁船に新たな設備や改造は不要で、即時導入が可能である。 ・マアナゴは水中で自らの運動によって選別されるため、活力低下の心配が少ない。 ・マアナゴの肥満度や胃内容物の有無等によって、選択される全長に若干の差異が生じる。 ・格子の間隙幅を変化させることで、銘柄選別にも使用可能。 ・本選別器はウナギなど、マアナゴに体型の似た魚類の選別にも有効と考える。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4557&YEAR=2013 |
| カテゴリ | 出荷調整 省力化 |
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