| タイトル | 京都府沿岸で発生する急潮について |
|---|---|
| 担当機関 | 京都府立海洋センター |
| 研究期間 | 1998~2066 |
| 研究担当者 |
熊木豊(漁海況 上野陽一郎 定置グループ) 傍島直樹 |
| 発行年度 | 2005 |
| 背景・ねらい | 京都府の沿岸海域では,台風や発達した温帯低気圧の通過後に急潮が頻繁に起こり,度々定置網漁場では漁具被害を受けてきた。急潮により甚大な漁具被害が発生すれば経営を圧迫する原因となることから,定置網漁業の経営安定のためには,急潮現象を解明して防災体制を確立することが急務である。そこで,急潮現象の力学的な理解を深めることを目的に,平成16年春季から秋季にかけて府内漁業関係者とともに大型定置網漁場(図1)で流動観測を実施し、気象条件との関連を検討した。 |
| 成果の内容・特徴 | 京都府沿岸海域では,台風が日本海を北上した場合に急潮が頻繁に観測された。なかでも,図2に示すような京都府丹後半島北岸から東岸へと岸を右にみて進行する急潮が発生パターンの一つとして捉えられ,これには台風が日本海を北上する際の強い南西~西風によって引き起こされた丹後半島北岸への暖水の堆積とそれに伴って引き起こされた沿岸流が関与しているものと推論された。 |
| 成果の活用面・留意点 | 今回の観測により,京都府沿岸海域で発生する急潮の実態把握と機構解明に前進がみられた。今後も継続して観測事例を積み重ねていくことにより,台風等の低気圧の通過経路の違いなどから急潮を分類化する試みやその発生のしくみの解明に取り組み,将来的には気象・海況の監視→急潮予測→漁業者への通報→網管理対策からなる一連の防災体制を確立し,定置網漁業の経営安定への貢献が期待される。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 経営管理 |
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