| タイトル | チリメンモンスターを活用したシラス漁獲物へのサワラ仔稚魚混入数の推定 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2011~2015 |
| 研究担当者 |
森岡泰三 |
| 発行年度 | 2013 |
| 要約 | サワラ稚魚の発生量に関する指標作りを目的として、香川県庵治市場においてシラス漁獲物へのサワラ稚魚混入数を推定した。調査では高価な生シラスを購入する代わりにチリメンジャコへの加工中に機械選別されたシラス以外の生物、いわゆるチリメンモンスターを活用した。その結果、全長11.3~34.2mmのサワラ仔稚魚28,558±7,709尾が水揚げ物に混入していたと推定された。 |
| 背景・ねらい | 瀬戸内海のサワラ資源は増加傾向にあるが、加入量の変動が大きいため天然発生量の早期把握が望まれている。6~7月のシラス漁獲物にはサワラ稚魚が混入しており、その数が発生量の指標となりうる(図1)。生シラスは高価であるため、加工の過程で機械選別されたチリメンモンスターを活用して混入数を推定した。 |
| 成果の内容・特徴 | 1)香川県庵治市場に水揚げされるシラス漁獲物について、平成24年6月21日の初漁日から1ヵ月間を調査期間とした。この間、チリメンモンスターを14日分確保してサワラ稚魚の混入数を計数し、加工に用いた原料の量と加工日の水揚げ量を記録した。混入数は単純ランダムサンプリングを仮定し、平均と標準誤差を求めた。解析期間はサワラ稚魚の混入が認められた期間とした。また混入稚魚の頭長を測定し、飼育魚の頭長-全長関係式(図2)を利用して全長を推定した。 2)調査結果を表1と表2に示す。サワラ稚魚は6月21日~7月4日の14日間にのべ6日の標本調査で認められたため、各々を解析期間、調査日数とした。各調査日において121~2,184籠(1籠15kg入り)のシラス水揚げがあった。39~418籠分のチリメンモンスターを調査した結果、62~1,339尾のサワラ稚魚が確認された。これを各調査日の標本抽出率(調査した籠数b/シラス水揚げ籠数a)で除した結果、一調査日当りのサワラ稚魚混入数は324~5,097尾と推定された。1日平均は2,040尾で、これを解析期間に引き延ばした結果、期間全体で28,558尾±7,709尾混入したと推定された。混入サイズは全長11.3~34.2mmと推定された(図2)。 3)本方法は標本抽出率が高いうえ、サンプル購入費が生シラスを購入する場合の500分の1以下であった。 4)7月5日以降に混入が途絶えた要因は不明であり、その解明が課題である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1)本方法はサワラを含めた全ての混入生物に対して適用可能である。 2)機械選別機の調整等によって、サワラ仔稚魚の選別効率が変化する可能性がある。 3)チリメンモンスターの提供者は、調査対象市場における大口購入者が望ましい。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4652&YEAR=2013 |
| カテゴリ | 加工 |
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