タイトル | キクの高温開花遅延にはFTL3遺伝子の抑制が関与する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所 |
研究期間 | 2012~2013 |
研究担当者 |
中野善公 樋口洋平 住友克彦 久松 完 |
発行年度 | 2013 |
要約 | キクの高温開花遅延は花芽分化よりも花芽発達が遅延することの影響が大きい。高温開花遅延時には葉における花成ホルモン遺伝子の発現が抑制される。高温開花遅延を起こしにくい品種では遺伝子発現抑制の程度が小さい。 |
キーワード | キク、高温開花遅延、高温開花性、短日植物、花成ホルモン遺伝子 |
背景・ねらい | キクの周年生産において、夏季の高温環境による開花遅延(高温開花遅延)が問題となっており、秋から春までは高温開花遅延を起こしやすい秋ギク品種を用い、夏季には高温でも開花が遅延しにくい(高温開花性)夏秋ギク品種に切り替える栽培体系が採られている。 高温開花遅延および高温開花性の機構を明らかにすることで、栽培技術開発および育種による周年安定生産の構築に寄与できる。キクの花成ホルモン遺伝子(FTL3 )は短日条件の葉で発現し、茎頂に移行して花器官形成遺伝子の発現を誘導する。本成果情報では、高温開花遅延とFTL3 の関係について、秋ギクと同様の開花特性を持つ野生ギク、キクタニギクを用いて解析を行う。さらに、栽培ギクを用いて夏秋ギクの有する高温開花性の機構を解明する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/flower/2013/flower13_s02.html |
カテゴリ | 育種 きく 栽培技術 栽培体系 台木 接ぎ木 品種 |