タイトル | イネ墨黒穂病罹病もみはマウスに28日間反復投与しても有害な影響を及ぼさない |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2010~2012 |
研究担当者 |
山中典子 生澤充隆 谷村信彦 荒井治喜 芦澤武人 石川浩司 |
発行年度 | 2013 |
要約 | イネ墨黒穂病罹病もみを含む飼料を28日間反復投与されたマウスでは、体重増加、血液生化学的性状・病理組織学的所見に異常はなく、網羅的遺伝子発現解析でも大きな変動が見られなかったことから、罹病もみの生体影響は非常に小さいものと考えられる。 |
キーワード | イネ墨黒穂病、マウス、反復投与試験、網羅的遺伝子発現解析、生体影響 |
背景・ねらい | イネ墨黒穂病は、古くから知られた真菌によるイネの病害であり、これまで罹病した米の人や家畜に対する有害な影響の報告はないが、詳細な生体に対する影響について明らかにされていない。罹病程度が進み、もみ内が胞子に置き換わって軽くなったもみは風選過程で除去され、また罹病が軽度の米であっても玄米や精米表面に黒色の胞子による着色が起こるため選別され、人の食用に供される可能性はほとんどない。一方、家畜に対しては飼料イネ、飼料米としての利用が増加しており、罹病もみを多量に摂取する場合を考慮すると、家畜に対する有害影響や、有害物質の残留による畜産物の安全性の問題を検証する必要がある。 そこで、栄養障害による有害事象の出現を防ぐため、飼料組成のバランスを崩さない条件で最大量の罹病もみを含有する飼料を設計してマウスに28日間反復給与し、病理学的、血液生化学的な変化を観察して生体影響を検討するとともに、長期的な影響を予察するため、給与マウスの肝臓のmRNAについて、DNAマイクロアレイにより網羅的遺伝子発現解析を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2013/niah13_s22.html |
カテゴリ | 病害虫 墨黒穂病 品種 防除 |