タイトル | 高温乾燥風による水稲の乳白粒発生機構 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
和田博史 森田敏 野並浩 薮押睦幸 田中福代 丸山篤志 田中明男 若松謙一 角朋彦 脇山恭行 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 登熟中期の高温乾燥風によって発生する乳白粒の白濁部は、水ストレス下の胚乳細胞で起きる浸透調節により、玄米成長が維持されるものの澱粉集積が一時的に阻害されることで形成される。 |
キーワード | イネ、フェーン、水ストレス、浸透調節、乳白粒、白未熟粒 |
背景・ねらい | 白未熟粒の一つである乳白粒は登熟期の低日照、極端な高温、高温乾燥風などの不良環境条件が起因して発生する。2007年には南九州の早期「コシヒカリ」は登熟初期からの低日照と台風の襲来時に発生した比較的長期の高温乾燥風(フェーン)の影響により、乳白粒発生率が45%に達する記録的な品質低下被害に見舞われた。低日照による乳白粒発生要因は穂への同化産物供給量が不足するためと考えられているが、低日照後に高温乾燥風に晒されたことでなぜ乳白粒が多発するのかは明らかではない。そこで、圃場および人工気象室で「コシヒカリ」を対象に胚乳細胞の水分状態計測と安定同位体解析により、乳白粒の発生に至る生理機構を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2013/karc13_s14.html |
カテゴリ | 乾燥 水稲 肥培管理 品種 |