タイトル | 小規模分散圃場における牛の放牧履歴集計プログラム「GRT」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2011~2014 |
研究担当者 |
千田雅之 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 牛の移動等を記録した野帳から、牧区別、月別、個体(牛)別の放牧履歴を集計するプログラムである。牧区別・月別の放牧頭数及び牧養力、個体別の放牧履歴の把握が可能になり、牧養力向上に向けた草種選定など放牧向け草地管理指針の策定等に活用できる。 |
キーワード | 牛、放牧、放牧履歴、牧養力、草地管理 |
背景・ねらい | 水田の有効活用と家畜飼料の自給率向上を図るため、農地の畜産利用が推進されるなかで、中山間地域等では水田放牧が増加している。家畜の放牧飼養にあたっては、可食草量の充実と放牧期間中の安定供給が重要な課題であり、普及指導機関や研究機関では、地域や立地条件に応じた草種の選定など放牧向け草地管理指針の策定が期待されている。また、感染症や事故発生のリスク低減対策も重要な課題である。このため、草種や立地条件の異なる牧区(圃場)ごとの季節別の牧養力の把握や、疾病等が発生した場合の原因究明のため個体(牛)ごとの放牧履歴の把握が必要になる。 しかし、営農現場では多数の小規模水田圃場等を対象に放牧が行われ、各圃場(牧区)の牛の入退牧、牧区間の牛の移動は頻繁である(表1)。このため、牧区別の放牧履歴の把握は煩雑で困難な作業を伴う。そこで、牛の移動等を記録した簡易な野帳から、牧区別、月別、個体別に放牧履歴を集計できるプログラム「GRT(Grazing Record Tabulator)」を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2014/narc14_s15.html |
カテゴリ | 経営管理 水田 中山間地域 |