タイトル | フィルダム堤体の振動挙動に及ぼす地震波の入力方向の影響 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2011~2014 |
研究担当者 |
林田洋一 増川晋 浅野勇 田頭秀和 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 日常的な安全管理における地震動観測で、フィルダムの最大応答値を測定するためには谷の最深部直上に地震計を設置することが合理的である。しかし、天端中央部にあたる地点では入力地震動がダム軸方向へ卓越する場合に顕著な応答が生じない場合がある。 |
キーワード | フィルダム、安全管理、長寿命化、地震観測、地震時応答挙動 |
背景・ねらい | 1995年に発生した兵庫県南部地震以降、日本では大規模な地震が頻発しており、中小規模の地震は日常的に発生している。新設ダムの設計時における堤体の安全性の検討においては大規模地震時に最大の応答値が得られる振動モードでの検証が重要となる。しかしながら既設ダムの長寿命化を図るための日常的な安全管理においては、中小規模の地震時に観測される複雑な振動挙動を適切に評価することが必要であり、最大応答を示す振動モードだけでなく堤体が複雑な振動挙動を示す高次の振動モードに対する評価が必要となる。このような観点から実際の地震時に観測される複雑な堤体の振動挙動を適切に評価するための基礎的な知見を得ることを目的に、振動模型実験により堤体形状や地震波の入力方向が堤体天端部での振動挙動に及ぼす影響を検証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2014/nkk14_s05.html |
カテゴリ | 安全管理 |