タイトル | 石灰窒素散布により、飼料用イネ等多収品種由来の漏生イネの発生を低減できる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究期間 | 2010~2014 |
研究担当者 |
大平陽一 白土宏之 山口弘道 福田あかり |
発行年度 | 2014 |
要約 | 石灰窒素に含まれるシアナミドは、水稲種子の休眠覚醒効果と発芽能力を低下させ死滅させる効果を持つ。多収品種収穫後の秋に石灰窒素を50kg/10a散布すると、東北日本海側地域では翌年の移植栽培における漏生イネの発生を1/6以下に低減できる。 |
キーワード | イネ、飼料用、漏生イネ、石灰窒素、シアナミド |
背景・ねらい | 食料自給率の向上、水田の高度利用の観点から、飼料用イネの作付けが奨励されている。これらの栽培では単収を高めるために食用品種とは異なる多収品種の作付けが推奨されている。しかし、多収品種の作付け後に食用品種を作付けると多収品種由来の漏生イネが発生し、食用米に多収品種の米が混入して品質低下の問題を生じることがある。また、こうした問題を生産者が懸念して食用品種を飼料用向けに作付けている事例が多い。したがって、多収品種の普及促進には漏生イネ対策が重要である。 寒冷地では、漏生イネ対策として、多収品種の収穫後は耕起せずに圃場表面で種子を越冬させること、食用品種の移植栽培時にプレチラクロールを含む除草剤散布が有効であることが知られている。しかし、これらの対策では不十分な場合があり、より積極的な漏生イネ対策が求められている。石灰窒素はイネ科であるノビエの防除に有効であることから、漏生イネ対策としての有効性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/tarc/2014/tarc14_s02.html |
カテゴリ | 病害虫 除草剤 飼料用作物 水田 水稲 品種 防除 |