| タイトル |
神奈川県沿岸域へのマサバの来遊と表層水温分布の関係 |
| 担当機関 |
神奈川県水産技術センター |
| 研究期間 |
2010~2014 |
| 研究担当者 |
山本貴一
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| 発行年度 |
2015 |
| 要約 |
マサバ太平洋系群の資源量と沿岸域への来遊量の関係や、来遊の多寡を決める要因について検討を行った。同系群の資源量と本県沿岸定置網A漁場でのマサバの漁獲量は、相関が低かった。また、沖合の漁場である大室出し海域から本県沿岸域にかけての表面水温の分布状況(表層水温差指数)と、同系群に占める本県沿岸定置網4ヶ統の漁獲量の割合(来遊魚群量指数)の関係には、一定の負の相関がみられた。
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| 背景・ねらい |
本県沿岸漁業において重要な魚種であるマサバについて、マサバ太平洋系群の資源量と沿岸域への来遊量の関係や、来遊の多寡を決める要因について解明することにより、漁況予測や資源管理につなげ、マサバ資源を積極的に活用した沿岸漁業の活性化を促進する。
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| 成果の内容・特徴 |
マサバ太平洋系群の資源量と本県沿岸定置網A漁場におけるマサバの年間漁獲量の関係は、1997年から2013年における両者の相関係数は0.363であり、相関は低かった(図1)。
マサバは、産卵期の終盤に大島の南約20kmに位置する大室出し海域で集群し、水温の上昇と共に北上回遊を開始する。マサバが大室出しから北上回遊を開始し、大室出しから散逸するまでを北上回遊期間とし、この期間について、海況図を基に大室出し海域から相模湾内の北緯34度線へ至る間に、等温線と交差する回数が最小となる曲線を描き、等温線との交差回数を求め(図2)、日平均を表層水温差指数とした。マサバ主体の漁場が形成された2006年以降について、表層水温差指数とマサバ太平洋系群の資源量に占める相模湾東部大型定置網4ヶ統の漁獲量の割合である来遊魚群量指数の関係を調べたところ、両者の間には負の相関が見られた(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
本研究により、本県沿岸域へのマサバの来遊機構の一部が明らかになったが、全容の解明にはまだ課題が多い。マサバの本県沿岸域への来遊の仕組みを明らかにし、漁況予測や資源管理に活用することが最終的な目標であるが、そのためには鉛直方向の水温分布や塩分等の表層水温以外の海況条件、餌料の分布状況等についても今後検討する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 研究内容 |
http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=5246&YEAR=2015
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| カテゴリ |
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