タイトル | 草本系バイオマス作物の育種素材としてのオギ遺伝資源の探索収集とその特性 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2009~2015 |
研究担当者 |
眞田康治 小路敦 田村健一 奥村健治 藤森雅博 秋山征夫 久保田明人 山下浩 上床修弘 我有満 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 北海道から九州までの河川敷等の湿潤な環境を中心に、平野部から山間地まで多様な環境に自生するオギ栄養体304点を探索収集、保存している。出穂始日や形態的特性について系統間に変異がみられ、ススキとの新たな種間雑種作出の母材として利用できる。 |
キーワード | オギ、遺伝資源、草本系バイオマス、ミスカンサス |
背景・ねらい | ジャイアントミスカンサス(Miscanthus. x giganteus)は、オギ(M. sacchariflorus、四倍体、地下茎型)とススキ(M. sinensis、二倍体、株型)の種間雑種(三倍体)で、欧米で乾物収量が高いことが明らかになり、わが国でも越冬性が重視される寒地および寒冷地において、省力的・持続的に生産可能なバイオマス資源作物として有望視されている。三倍体雑種は、不稔であることから種子の拡散による雑草化の恐れが無く、生態・環境への影響が小さい。既存のジャイアントミスカンサスは、温暖地由来の一遺伝子型のみであることから、寒地および寒冷地での収量性や耐寒性に優れる系統を作出する必要がある。また、雑種の片親であるオギは、近年の河川改修などにより自生地が失われつつある。そこで、三倍体雑種作出のための育種素材として、日本各地に自生する貴重な遺伝資源であるオギを探索・収集し、育種素材としての特性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2015/harc15_s19.html |
カテゴリ | 病害虫 育種 遺伝資源 乾燥 寒地 雑草 耐寒性 |