タイトル | アブシジン酸分解酵素遺伝子によるイネ幼苗の低温伸長性の改良 |
---|---|
担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2010~2015 |
研究担当者 |
佐藤裕 妻鹿良亮 目黒文乃 遠藤亮 下坂悦生 村山誠治 南原英司 瀬尾光範 菅野裕理 Suzanne R. Abrams |
発行年度 | 2015 |
要約 | イネでアブシジン酸(ABA)分解酵素遺伝子を発現させると、低温下でのABAの蓄積が抑制され、幼苗のシュートおよび主根の低温伸長性が向上する。 |
キーワード | イネ、アブシジン酸分解酵素遺伝子、幼苗、低温伸長性 |
背景・ねらい | アブシジン酸(ABA)は環境ストレス耐性を向上させる植物ホルモンとして重要な役割を果たしているが、一方で、過剰なABAは、生育遅延や花粉不稔の原因となることも知られている。これまでに、イネ(Oryza sativa L.)の幼苗において、ABA分解酵素(ABA 8'-hydroxylase)遺伝子(OsABA8ox1)は4℃では発現誘導されるが、15℃では発現誘導されず、この温度域でより多くのABAが蓄積することを明らかにした。そこで本研究では、OsABA8ox1を15℃でも発現できるようにした形質転換イネを作出し、低温下での幼苗におけるABAの蓄積量ならびにシュートおよび主根の低温伸長性を原品種と比較する。これにより、低温下でのABA蓄積量を抑制することでイネ幼苗の低温伸長性が改良できるのかどうかを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2015/harc15_s03.html |
カテゴリ | 育種 乾燥 品種 |