タイトル | 出穂前後の高温によるイネ紋枯病の進展が収量・白未熟粒の被害を増大させる |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2010~2014 |
研究担当者 |
井上博喜 宮坂篤 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 出穂前10日から出穂後20日の日平均気温が高いと、イネ紋枯病の病斑がより上位の葉鞘へ進展(垂直進展)する。また、この期間の高温による垂直進展によって出穂期発病株率に対する収量の低下が大きくなり、かつ白未熟粒の発生が増加する。 |
キーワード | 水稲、イネ紋枯病、収量、白未熟粒、垂直進展 |
背景・ねらい | イネ紋枯病は光合成能力の低下、養水分の吸収阻害、病原菌の摂取によりイネに収量の低下、白未熟粒の発生助長(宮坂ら、2009)などの被害をもたらす。本病は高温性の病害であるため、温暖化に伴い、発生地域の拡大および被害の深刻化が懸念されている。しかし、気温の上昇によってもたらされるイネ紋枯病の発病程度と被害との関係については予測されていない。そこで、イネ紋枯病が上位葉に垂直進展する期間の温度と発病程度およびその被害との関係について解析する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2015/karc15_s15.html |
カテゴリ | 病害虫 水稲 品種 防除 |