タイトル | 豚由来病原性大腸菌における伝達性コリスチン耐性遺伝子保有率の増加 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 |
研究期間 | 2015~2016 |
研究担当者 |
楠本正博 小椋義俊 後藤恭宏 岩田剛敏 林哲也 秋庭正人 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 国内で分離された豚由来病原性大腸菌において、高い伝播能を持ち2007年に初めて確認されたコリスチン耐性遺伝子mcr-1を保有する株が2011年以降に急増している。 |
キーワード | 豚由来病原性大腸菌、コリスチン耐性、mcr-1 |
背景・ねらい | コリスチン(CL)は牛や豚の細菌性下痢症の治療に用いられているが、近年では人用医薬品として多剤耐性グラム陰性桿菌(緑膿菌やアシネトバクター属など)に対する効果が再評価されている。従来型のCL耐性メカニズムは染色体の変異であり他の菌へ伝播する可能性は極めて低いが、中国の豚由来大腸菌において最近同定されたCL耐性遺伝子mcr-1によるCL耐性はプラスミドを介する高い伝播能があることから、国際的に問題視されている。そこで、国内の豚から分離された主要O群血清型(O139、O149、O116、OSB9)の病原性大腸菌684株について、CL耐性株およびmcr-1の分布状況を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niah/2016/niah16_s20.html |
カテゴリ | 豚 |