タイトル | Salmonella Typhimuriumの遺伝的背景を判定するための新しい型別法 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 |
研究期間 | 2017~2018 |
研究担当者 |
秋庭正人 新井暢夫 関塚剛史 玉村雪乃 田中聖 Lisa Barco 泉谷秀昌 楠本正博 日根野谷淳 山﨑伸二 岩田剛敏 渡部綾子 黒田誠 内田郁夫 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 由来の様々な119株のSalmonella Typhimuriumは、そのゲノム系統から9つの遺伝子型に型別できる。各遺伝子型に特異的な一塩基多型をPCRで検出する系を組み合わせることで、一般の検査室でも本菌の遺伝的背景を判定することが可能となる。 |
キーワード | 牛、豚、Salmonella Typhimurium、遺伝子型、アレル特異的PCR |
背景・ねらい | Salmonella Typhimurium(ST)による家畜のサルモネラ症は家畜伝染病予防法における届出伝染病に指定されており、近年は非定型STの特定の遺伝的系統の流行が日本を含めて世界中で問題となっている。STは牛や豚から分離されるサルモネラの半数以上を占めており、その型別にはパルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)や多座反復配列解析(MLVA)が用いられてきた。しかしながら、PFGEによる型別は必ずしも遺伝的背景を反映しないこと、MLVAはDNAシークエンサーが必要であることなどから、一般の検査室で本菌の遺伝的背景を明らかにすることは難しい。遺伝的背景を明らかにすることは過去の流行株との異同判定を容易にする。そこで本血清型のゲノム系統解析から区別すべき遺伝子型を明らかにするとともに、各遺伝子型に特徴的な一塩基多型(SNP)をPCRで検出する系を組み合わせることで、一般の検査室でも本血清型の遺伝子型を判定できるSNP遺伝子型別法の開発を試みる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niah/2018/18_051.html |
カテゴリ | 豚 |