タイトル | カメムシ類害虫に対する水銀灯の強い誘引性とその要因 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター |
研究期間 | 2014~2016 |
研究担当者 |
遠藤信幸 弘中満太郎 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 水銀灯は白熱灯に比べ、多くのカメムシ種に対し強い誘引性を示し、その程度は種により異なる。果樹を加害するカメムシ類は特に水銀灯に強く誘引されるが、それは水銀灯が放射する紫外域の強い光強度に起因する。 |
キーワード | 走光性、予察灯、果樹カメムシ、ミナミアオカメムシ、ダイズ、水稲 |
背景・ねらい | 害虫類の発生調査は、圃場の巡回調査などとともに、害虫の走光性を利用した予察灯による調査が実施されている。予察灯の光源としては、従来、60W型白熱灯(54W)または水銀灯(100W)のどちらかが使用されている。水銀灯は多くの昆虫種に対し強い誘引性を示すが、誘引性が光源のどのような特性に起因するかについては明らかでない。そこで、走光性を示す代表的なカメムシ5種(ダイズや水稲を加害する広食性のミナミアオカメムシNezara viridulaとアオクサカメムシNezara antennata、および果樹を加害するカメムシ類であるチャバネアオカメムシPlautia stali、ツヤアオカメムシGlaucias subpunctatus、クサギカメムシHalyomorpha halys)を対象として白熱灯と水銀灯の誘引性を明らかにし、さらに、両光源の波長および光強度がカメムシ類の誘引に与える影響を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/carc/2017/carc17_s02.html |
カテゴリ | 病害虫 害虫 カメムシ 大豆 |