タイトル | 天敵温存植物スカエボラが飛ばないナミテントウ成虫の定着促進に及ぼす効果 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター |
研究期間 | 2011~2016 |
研究担当者 |
世古智一 安部順一朗 三浦一芸 飛川光治 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 施設栽培ナス圃場にスカエボラを導入すると、飛ばないナミテントウ成虫が花粉等を食べることにより作物への定着が促進される。飛ばないナミテントウが長期間圃場内に維持されることで、アブラムシ防除効果を持続できる。 |
キーワード | 飛ばないナミテントウ、スカエボラ、アブラムシ、天敵温存植物、生物防除 |
背景・ねらい | ナミテントウHarmonia axyridisの飛翔能力を欠く系統(飛ばないナミテントウ、以下トバテン)は、遺伝的に飛翔不能化していることで作物上に定着しやすく、アブラムシ防除に有効である。一方、トバテンの捕食により圃場内のアブラムシが少なくなると、餌不足による死亡や圃場外への逃亡が起きやすく、防除効果の持続性が期待できない。圃場内にアブラムシの替わりとなる餌資源を導入することによって、アブラムシが少ない状況でもトバテン個体を長期間維持し、防除効果の安定性と持続性を向上できると考えられる。そこで近年、複数の捕食性天敵の温存効果が確認されているスカエボラを施設栽培ナス圃場に導入し、トバテンの定着促進効果を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/warc/2017/warc17_s05.html |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな いちご 栽培技術 施設栽培 なす ヒラズハナアザミウマ 防除 |