タイトル | AtGolS2遺伝子を導入したイネは干ばつ条件下での収量性が原品種より高い |
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担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2013~2017 |
研究担当者 |
石崎 琢磨 小賀田 拓也 圓山 恭之進 中島 一雄 石谷 学 Selvaraj Michael 草野 都 高橋 史憲 篠崎 一雄 |
発行年度 | 2017 |
要約 | シロイヌナズナのガラクチノール合成酵素遺伝子AtGolS2を導入した遺伝子組換えイネは、原品種である陸稲品種CuringaおよびNERICA4に比較してガラクチノールを多量に蓄積する。この遺伝子組換えイネ系統の中には干ばつ条件の圃場で原品種より高い収量を示すものがある。 |
キーワード | 遺伝子組換え, イネ, AtGolS2, ガラクチノール, 干ばつ |
背景・ねらい | 作物の収量は干ばつにより顕著に低下する。これまで、遺伝子組換えによる干ばつに強いイネの開発を目的とした数多くの報告例がある。しかし、それらの多くは形質転換効率が高いモデル品種を材料として用いており、かつ形質評価は温室レベルにとどまっている。遺伝子組換え技術を干ばつに強いイネ品種の育成に利用するためには、干ばつが収量減の要因となる地域の主要品種を用いること、および干ばつ条件の圃場において収量性が高い系統を選抜育成することが必要である。本研究では、干ばつ条件の圃場で高い収量性を示すイネ系統の開発を目指し、南米およびアフリカの主要品種に乾燥耐性候補遺伝子であるシロイヌナズナに由来するガラクチノール合成酵素の遺伝子AtGolS2を導入した遺伝子組換え系統を育成し、これらの干ばつ条件の圃場における収量性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2017_b07 |
研究内容 | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2017_b07 |
カテゴリ | 乾燥 抵抗性 品種 陸稲 |