タイトル | ルーメン環境の改善に有効な活性型酵母ペレット化飼料 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門 |
研究期間 | 2013~2015 |
研究担当者 |
平子誠 上地さり 新子洋 伊藤稔 上野豊 秋山清 蓮沼俊哉 山本宏 横川広明 山口倫子 川嶋賢二 櫛引史郎 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 水と3種類の賦形剤を混合して調製することにより酵母の活性を保ったままペレット化する牛用飼料の製造法を開発した。ペレット化により活性型酵母が取扱いやすくなり嗜好性も向上するため、ルーメン環境改善用資材として幅広く活用できる。 |
キーワード | 活性型酵母、ペレット、ルーメン環境、潜在性ルーメンアシドーシス |
背景・ねらい | 酵母は様々な効果を有するため、家畜の補助飼料として古くから活用されている。活性型酵母は通常胞子の状態で貯蔵されているが、牛に給与するとルーメン内で出芽し、繊維消化細菌や乳酸利用菌の活性を高めるなど、ルーメン環境を改善する効果があり、生産病の原因となる潜在性ルーメンアシドーシスの予防に有効な資材として期待されている。 活性型酵母の原体は顆粒状であるため(図1左)、ペレットに成形(図1右)したほうが家畜に給与する時の利便性が高まり、嗜好性も向上する。しかし、製造過程での加圧やそれに伴って発生する熱で活性を失い、生菌数が減少するため、これまでペレット化は困難であった。そこで、家畜用の飼料添加物として使用が認められているパン酵母(Saccharomyces cerevisiae,アクティサフSC47)を用いて、生菌数を減少させず利便性の高いペレットを製造する技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/popular/result040/2017/17_023.html |
カテゴリ | 機能性 飼料用作物 乳牛 繁殖性改善 |