タイトル | メタボロミクス手法を用いた脂質関連成分群プロファイリングによる味噌品質解析 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究期間 | 2016~2017 |
研究担当者 |
楠本憲一 小川高宏 和泉自泰 福崎英一郎 馬場健史 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 味噌に含まれるアシルグリセロール類及び遊離脂肪酸類について、超臨界流体クロマトグラフ/質量分析計による分析を行う。統計的手法との組み合わせにより、味噌の種類及び品質、醸造法の違いと当該成分の含有量または比率の相関性が明らかになる。 |
キーワード | 味噌、メタボロミクス、アシルグリセロール、遊離脂肪酸、超臨界流体クロマトグラフ/質量分析計 |
背景・ねらい | 味噌等の発酵食品醸造には技術者の長年にわたる経験と勘が必要であるが、和食文化に欠かせない発酵食品の多様性を維持するためには、工程管理の簡便化等に寄与する醸造技術の開発が必要である。味噌業界からは品質に関わる成分の解明とその情報を用いた品質評価法の開発が望まれている。近年、代謝物の総体を対象とするメタボロミクスが食品研究にも応用されるようになった。そこで、新たな研究戦略として味噌を対象としたメタボロミクスを立ち上げ、成分と品質の関係を解明し、成分情報から品質を定量化することを目指す。本研究ではオレオガスタス(脂味)の成分であるアシルグリセロール類(グリセロールに1~3分子の脂肪酸が結合した脂質)に着目し、脂質関連成分であるアシルグリセロール類の味噌における含有比率を解析し、味噌の品質と成分の相関を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2017/nfri17_s06.html |
カテゴリ | 評価法 モニタリング |