タイトル | コムギ植物体にDNAを直接導入する新しい形質転換技術 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2014~2017 |
研究担当者 |
今井亮三 Linghu Qianyan 濱田晴康 柳楽洋三 三木隆二 田岡直明 |
発行年度 | 2017 |
要約 | コムギ種子胚茎頂を露出させ、パーティクルガンで金粒子に付着させたDNAを撃ち込むことにより、培養不要の形質転換が可能である。これまで困難であったコムギ実用品種の形質転換が可能となる。 |
キーワード | コムギ、形質転換、in planta、パーティクルボンバードメント |
背景・ねらい | 地球規模の環境変動が続くなか、作物にはこれまでにない環境ストレス耐性が求められる。ゲノム編集など新たな技術を駆使して、従来育種では達成できないような形質を付与する必要性がますます高まっている。しかし、作物への遺伝子導入は依然として難しく、コムギ、オオムギ、ダイズ、トウモロコシなどでは、ある特定の品種にしか形質転換ができず、国産の主要品種には不可能な場合がほとんどである。コムギの場合も「ゆめちから」や「春よ恋」といった国産の主要品種への導入は成功例がない。多くの場合、組織培養による効率的な再分化系が確立してないことが障害となっている。そこで本研究では、ネックとなっている組織培養・再分化のプロセスを使わず、植物体に直接遺伝子を導入することを試みる。着目するのは種子の茎頂組織である。茎頂2層目のL2細胞層は生殖系列であり、花粉や卵細胞に分化する。この細胞層にパーティクルガンを用いてDNAを導入し、形質転換を起こすことで、実用品種に実施可能な形質転換技術の開発を目指す。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2017/nias17_s09.html |
カテゴリ | 育種 大麦 大豆 とうもろこし 品種 |