| タイトル | 植食性魚類ノトイスズミの消波ブロックへの蝟集 |
|---|---|
| 担当機関 | (国研)水産研究・教育機構 西海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2010~2014 |
| 研究担当者 |
門田 立 清本節夫 吉村拓 福田紘士 |
| 発行年度 | 2018 |
| 要約 | 植食性魚類ノトイスズミは藻場衰退の原因種の一つとされており、その密度調整技術の開発が強く望まれている。本研究では、長崎県及び宮崎県で潜水調査し、本種が冬から春にかけて漁港の消波ブロック周辺に蝟集することを明らかにした。この知見は蝟集特性を利用した本種の除去等の対策の実施時期や海域を検討する上で基礎的知見になる。 |
| 背景・ねらい | 植食性魚類ノトイスズミは藻場衰退の原因種の一つとされており、その密度調整技術の開発が強く望まれている。これまでに、本種は漁港の消波ブロックに蝟集し、刺網により漁獲できることが報告されている。しかし、詳細な蝟集時期は分かっておらず、蝟集が確認されている海域も長崎県内に限られていた。本研究では、長崎県と宮崎県の複数の地先で潜水調査を実施し、本種が蝟集する時期及び海域を調査した。 |
| 成果の内容・特徴 | 本種の蝟集時期を明らかにするため、長崎県壱岐市和歌漁港(図1)の消波ブロック周辺において、2010年4月から2015年2月にかけて8時から17時の間に計51回(1回/1日)の潜水目視調査を実施した。個体数の推定は1−9個体の場合は1個体単位で、10個体以上は10個体単位で、50個体以上は50個体単位で記録した。その結果、25回の調査で、全長30 cm以上の大型個体の蝟集(200個体以上)を確認した(図2)。200個体以上の蝟集の観察頻度は1月から4月にかけて高く、5月から7月にかけて減少し、8月から12月にさらに低くなった(図3)。200個体以上の蝟集は水温12.6−25.7℃の間で観察され、その観察頻度は低水温ほど高い傾向が認められた。 壱岐島以外の海域での本種の蝟集状況を把握するため、長崎県長崎市長崎漁港、野母漁港、宮崎県日向市平岩港及び串間市都井漁港の消波ブロックの周辺において2009年5月から2015年3月の間に潜水目視調査を実施した(図1)。蝟集の規模は異なるものの、いずれの調査地においても冬から春にかけて本種の蝟集を確認した(図4)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 本成果は、蝟集特性を利用したノトイスズミの除去等の対策の実施時期や海域を検討するための重要な情報となる。 |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=8025&YEAR=2018 |
| カテゴリ |
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