タイトル | 酒米白糠を用いた糖化物製造 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
奥西智哉 後木満男 平川宏之 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 酒米搗精時に発生する白糠から加熱糊化処理なしに糖化物を製造する方法である。この糖化物は甘味料や製パン改良剤として利用できる。 |
キーワード | 酒米、白糠、低温、糖化、製パン改良 |
背景・ねらい | 酒造において酒質を高めるために酒米はその外層の多くを研削される。一般の米飯用途向きでは玄米重量に対し外層10%を占めるアリューロン層(いわゆる糠分)を除去し90%精米歩合として販売・消費されるが、90%精米(精白米、白米とも称される)の外層部にはタンパク質が比較的多く含まれる。このタンパク質は酒造時において"雑味"の原因となるためさらに研削され、より中心部のデンプン割合が高い部分のみが取り出される。その結果、酒造用精米では少なくとも70%精米、時には50%を下回る精米が行われる。このとき発生する米粉は白糠(しろぬか)と呼ばれるが、効果的な活用があまりされていない。北海道新十津川町では北海道産酒米のおよそ半分が生産されているが、白糠は有効利用されてこなかった。そこで本研究では、この酒米白糠の有効活用を図ることにより、低コストの地元特産品開発あるいは付加価値を高めた食品の製造等の6次産業化につなげることで地域活性化に寄与する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2018/18_044.html |
カテゴリ | 加工 小麦 酒造好適米 低コスト |